医療法人有隣会伊敷病院では「患者様に寄り添う医療」のために昭和33年の開院以来、地域に根ざしたあたたかく質の高い医療の提供に努めて参りました。
病気を患っていても患者様やそのご家族がQOLの高い生活を送ることができるようサポートするのが我々の責務です。
外来や入院といった従来の病院の機能に加えて、患者様の在宅での生活を支える役割が求められています。
医療法人有隣会では伊敷病院を中核として、訪問看護ステーションや介護事業所、就労支援事業所、グループホームなど患者様やそのご家族様をさまざまな方向から サポートする体制を整えています。
これからの高齢化社会の中で医療はますます重要性を増しています。
私たち医療法人有隣会の職員一同は患者様に寄り添う医療を目指し、今もそしてこれからも日々たゆまぬ努力をしていきます。
医療法人有隣会伊敷病院の理事長・院長の植村健吾と申します。
私は伊敷病院のある下伊敷で生まれ育ちました。京都大学で医学を学んだ後、11年に渡り京都大学を基盤として認知症の研究を行って参りました。
これまで学んだことを故郷の鹿児島で実践していきたいと考え、前院長・植村彰より歴史あるこの伊敷病院を引き継ぎました。
私は京都大学神経内科、京都大学先端領域融合医学研究機構、さらにアメリカ・マサチューセッツ総合病院アルツハイマー研究グループ等で 認知症の基礎研究をして参りました。現在も京都大学医学部の非常勤講師として勤務し、最先端の医療現場での知見を導入しております。
これらの経験を通して現在確信していることは『認知症にも予防、さらに治療の時代が来た』ということです。最新の医療を地域の医療現場で実践し、 皆様の心と身体の健康に貢献していきたいと考えております。
伊敷病院は従来の精神科専門医による診療に、神経内科専門医・認知症学会専門医が加わり、新たに神経内科と精神科の融合した病院として生まれ変わりました。
『もの忘れ総合診療センター』、『脳ドック』では医師・臨床心理士などエキスパートによるチームを組んで診療を行います。
MRIなどの検査設備も充実し、もの忘れの病気のみならず、専門医によるパーキンソン病、脊髄小脳変性症などの神経変性疾患診療も幅広く行うことができます。
精神科部門では専門医による丁寧な診療に加えて、『在宅支援室』や『地域連携室』を通して患者様の在宅での生活をサポートする体制を整えております。
介護するご家族のご負担を軽減できるよう『居宅介護事業所おとなりさん』を開設し、在宅での治療や介護を支えて参ります。
これらの病気や介護でお悩みの方々もどうぞお気軽にご相談下さい。
私たちは地域に根ざし開かれた病院として、患者様及びそのご家族様との信頼関係を基にあたたかく質の高い医療の提供を目指します。