疾患のご案内
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
長いことタバコを吸っておられて、息切れや痰がらみが気になる方はいらっしゃいませんか?
もしかしたらCOPDかもしれません。
COPDとは主に長期間のタバコの煙に暴露された方に発症する呼吸器の病気で、慢性進行性の経過をとります。
人間の体は、加齢に伴い徐々にその機能を落としていくことは避けられませんが、肺についても例外でありません。
この病気は、通常より早く肺が歳をとってしまう病気です。
当院では適切な診断ができるように、肺機能検査やCT検査をご準備しております。
また本疾患の重要なリスク因子であるタバコは必ずやめることをお勧めします。
当院ではあなたの禁煙をお手伝いするため禁煙外来も実施しております
詳しくは受付にお尋ねください。
ぜんそく
風邪かな?と思っていたけど、咳が長引くなあ…
もしかしたらぜんそくかも知れません。
ぜんそくはお子さんの病気だけではありません。
- 季節の変わり目に咳が出やすい
- 寝る前や明け方に咳が出て調子が悪い
- 走るなど運動をした時に咳が出やすい
- アトピー性皮膚炎を持っている
- もともと鼻が悪いと言われていた
- 子供の頃はぜんそくと言われたことがあるけど…
思い当たることがある方は是非一度当院へお越しください。
ぜんそくとは、気道の炎症によって、気道が狭くなってしまう病気です。
狭くなった気道は、自然にもしくは薬の治療などで良くなったり悪くなったりします。
気道の粘膜には、炎症によって様々な変化が起こっており、タバコやホコリなど色々な刺激で反応しやすくなっています。
また気道の炎症と気道が狭い状態というのは、症状のない時、症状が軽い時にも続いていることが多いと言われており、自己判断で中途半端に治療を中断してしまうと、将来的に非可逆的な気流制限をきたし、難治性のぜんそくに発展してしまう可能性があります
私たちと一緒に大事な治療を続けていきましょう。
肺炎
昔から知られていますが、医療が進んだ現代においても死因上位の病気です。
特に高齢になると、体の免疫力が落ちて肺炎を始めとする感染症にかかりやすくなり、若い方に比べると重症化する可能性があることが知られています。
また加齢に伴い嚥下の調節がうまくいかなくなることも、誤嚥による肺炎の危険性を高めます。
数日で治らない風邪症状、咳や体のだるさ、熱などがダラダラ続くときは当院へご相談ください。
また当院では市中肺炎の主な原因菌である肺炎球菌に対するワクチンを接種しております。
詳しくは診療案内ページ内の、「肺炎球菌ワクチン接種」のご案内をご参照ください。
肺がん
"がん"は日本人で死因第一位の病気です。
その中でも肺がんはとても予後の悪い病気であり、男性で一位、女性でも大腸がんについで第二位です(2014年統計より)。
以前に比べて様々な治療法が開発され、外科手術に限らず非常に有効な内科的治療も増えてきました。
しかしながら早期発見が重要であることに変わりはありません。
検診を積極的に受けましょう。
当院は肺がん検診の二次検診を随時受け付けております。
また一次検診としての低線量CTの受託機関でもあります。
ご不明の点は受付にてご確認ください。
睡眠時無呼吸症候群
- 大事な会議の途中にも眠ってしまう
- 運転中に眠気が襲いヒヤッとしたことがある
- 睡眠は十分とっているのに疲れが抜けない
- 最近なぜだか血圧が上がってきた
こういった症状を複数お持ちの方、ご家族にいびきを指摘されたことはありませんか?もしかしたら睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
睡眠時無呼吸症候群にはいろいろなタイプがありますが、多くは寝ている間に気道が狭くなり換気量が落ちてしまうため知らず知らずのうちに低酸素にさらされてしまう病気です。
程度によって、歯科的・耳鼻科的治療や、CPAPといって寝ている間だけ機械の手助けを借りて、空気の圧で気道がつぶれてしまわないようにする治療などがあります。
当院では簡易型の検査装置を用いてご自宅でできる検査を提供いたします。
※より精密な検査を必要とする場合には、専門機関をご紹介させていただきます。
間質性肺炎
耳慣れない言葉ですが、正しく診断されないままご苦労されている方が結構いらっしゃいます。
昔からある病気ですが、なかなか病態が解明されておらず、タイプによっては治療が難渋することがあります。
しかし最近は新しい分野のお薬が開発されつつあり、有効な治療が選択できる機会が増えつつあるため、早期の診断が望まれます。
- 長いこと乾いた咳が続く
- 運動をすると息切れがひどい
- 健康診断で肺が縮んでいると言われた
こういった症状をお持ちの方は是非当院をご受診下さい。
当院では本疾患を評価するのに適切な高分解能CTが実施できます。
また院長はこれまで大学病院を中心として本疾患の診療に携わってきた経験があり、診断や治療について適切な医療機関との連携も可能です。